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Case Study & Interview

あきらめかけた開業を実現できたのは、思いに共感し、支え続けてくれたメディットの存在があったから

ヘルスマネージメントクリニック西新宿宮元 周作 院長

  • 内科

開業前は町医者として地域医療に従事

2024年12月、内科を中心に幅広い症状や疾患に対応するヘルスマネージメントクリニック西新宿を開業しました。開業する前は、いくつかの診療所やクリニックに勤め、いわゆる町医者として地域住民の健康を支えてきました。

患者さんの健康も価値観も守れるクリニックをつくりたい

開業のきっかけは「自分の健康よりも大切にしたいものを抱えた、現役世代を支える医療を提供したい」という思いからです。ご高齢の患者さんが多い地域で診療をしていた時、同じ80代でも健康状態に大きな差が出てしまうのは、40~50代の頃の健康管理が大きく影響していると感じました。しかし、この年代の方は受診されても仕事や家庭など自分の健康以外を優先される方が多く、通院が途切れてしまったり、健康的な食生活を意識できなかったりと、改善に結びつかないケースが多々ありました。医師としても「食事に気をつけ、運動をしましょう」といった基本的なアドバイスを繰り返すばかりで、それが難しいからこそ悩んでいる患者さんの力になれないもどかしさを感じていました。この経験から「健康第一」を押しつけるのではなく、患者さん自身の健康も価値観も守れるような医療を実現するためにこのクリニックを立ち上げました。

患者さんのために探し続けた理想の場所

実はこのクリニックは私にとって実質2軒目の開業になります。1軒目はメディットではない別の会社に手伝ってもらいながら弟と一緒に立ち上げ、診療のメインは弟、私は経営や事務を担当していました。その時の経験をもとに、2軒目の開業では自分の力で物件探しや資金調達を始めました。

開業場所は「現役世代の健康を支えたい」という思いから、オフィス街を中心に考えました。さらに自宅からも通いやすい西新宿にエリアを絞って不動産会社を回りました。その時に見つけたのが現在のクリニックと同じフロアにある別の物件です。最初はその場所で開業を検討していましたが、融資の話が思うように進まず、他のテナントに譲ることになってしまいました。ただ、患者さんが迷わず来院できる"立地のわかりやすさ"はどうしても譲れない条件だったため、不動産会社に同じビル内で他に空いている場所はないか、繰り返し相談し続けました。その結果、現在の物件を紹介してもらい、この場所で開業することに決めました。


開業危機の救世主として紹介されたメディット

物件は決まったものの、資金調達は想像以上に苦戦しました。新宿にある銀行へ順番に電話をかけ、反応のあったいくつかの銀行と自分で交渉を進めました。しかし、新宿はクリニックの激戦区であり、保険診療がメインの内科には賃料の負担が大きいという課題がありました。さらにコロナの影響も重なってしまい、最終的にはどの銀行からも融資を受けることができませんでした。
並行して内装準備も進めていましたが、資金調達が難航し、「もう開業は難しいかもしれない」と内装業者の方に相談をしました。すると、「もしかしたら力になれる人がいるかもしれない」と紹介してくれたのがメディットでした。

開業へと導いてくれた手厚いサポート

初めてメディットの担当者に会った時は資金調達に苦戦していたこともあり、必死に自分の思いやこれまでの経緯、融資の目処が立っていない現状など、開業に対する自分の正直な気持ちを包み隠さず話しました。それまで何度も銀行に断られていたため、今回も難しいだろうなと半ば諦めていた部分もありました。ところがメディットの担当者は熱心に私の話を聞いてくれて、打合せ後には複数の銀行へ働きかけてくれました。さらにこの場所で開業する意義や、クリニックの必要性を伝える事業計画書の作成もサポートしてくれたおかげで、無事に融資を受けることができました。そのため一度はつまずきかけたものの、最終的には構想から約1年で開業することができました。それから現在に至るまで、こんなに頼ってしまってもいいのかと思うほど、手厚いサポートを受け続けています。特に驚いたのは、何気なく口にした悩みや不安にもしっかりと耳を傾け、的確に汲み取ってくれたことです。そうした配慮に支えられた場面が何度もあり、とても助けられています。

想定外の試練もメディットと共に

開業後は予想していた通り、良くも悪くも想定外のことがたくさん起こりました。特に今課題に感じているのは、高血圧や糖尿病などの患者さんにこのクリニックをどう認知してもらうかです。開業前からある程度覚悟はしていましたが、持病のある方は既に他のクリニックに通っている場合が多く、想像以上に新規の受け入れが難しいと実感しています。
一方で、予想以上に反響があったのは健康診断のニーズです。特に1月~3月の新年度に向けた雇入れの時期は健康診断のニーズが高まり、クリニック経営を支える柱のひとつになっています。開業後も自分が思い描いた通りには進まない日々ですが、メディットの担当者に相談しながら「どうしたらもっとよくなるか」を試行錯誤し、目の前の課題に取り組んでいます。

開業に必要なのは強い想いと頼れる存在

あくまで個人的な考えですが、「伝えたい思い」がないのであれば無理に開業するべきではないと思います。開業は想像以上に大変なことも多く、ただ漠然と始めてしまうと辛さばかりが先立ってしまうかもしれません。「なぜ開業したいのか、自分は何がしたいのか」その思いを言語化し、周囲に伝えることで共感や協力を得られ、それが結果的に大きな力になったと実感しています。私の場合はメディットが自身の考えを受け止めてくれて、開業までの道のりを支えてくれました。開業は決して一人では進められません。だからこそ自分の思いを明確にし、共感してくれる頼れる存在と出会うことが何よりも大切だと思います。

現役世代を支えるクリニックを目指して

開業当初から今も変わらず、自分の健康よりも大切なことを抱え、忙しい毎日を送る現役世代を支えるクリニックを目指しています。患者さんの負担を減らす工夫を取り入れながら、多様なライフスタイルに合わせた総合医療を提供する、身近なクリニックであり続けたいと思っています。

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