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Case Study & Interview

開業により、形成外科医として
手腕を存分に発揮できる環境へ

前川皮膚科・形成外科クリニック原 陽一郎 院長

  • 皮膚科

迷っているところへ背中を押してくれた

開業前は、総合病院で皮膚科と形成外科を担当していたという原陽一郎院長。もともとは皮膚科医よりも形成外科医を志向していたが、勤務先では皮膚科の患者数が多く、また、医師不足という点からも形成外科のみを担当するわけにいかず、自分のめざす医療を行うには環境的に難しかったという。

「せっかくなら形成外科医として名乗りたかったのですが、これまでずっと皮膚科医中心できてしまったんです」と、原院長。自分の目指す医療を提供したいと、原院長が開業へと向かうのは自然の流れだった。

さっそく、開業にあたって開業セミナーにも参加したものの、今一つ具体的なアドバイスがもらえず、最終的には知り合いの開業医に勧められメディットに開業支援を依頼することに。

「診療圏調査を事前に行ってくれ、事業計画の提案や、開業後の患者数など具体的な見通しを示してくれたのはメディットさんだけ。迷っているところに背中を押してくれたような感じでした」と、原院長は振り返る。

パンフレットやホームページで認知度が上昇、形成外科の患者が増加傾向に

こうして2009年4月、JR京浜東北線蕨駅から車で10分の距離にある医療モールに、皮膚科、形成外科、美容皮膚科を標榜する「前川皮膚科・形成外科クリニック」が開業した。同じモールには小児科や脳神経外科などが入るが、勤務時代から多様な出身大学の医師と連携してきた原院長にとって、複数の科が入る医療モールはまったく抵抗なかったという。

グリーンと白を基調としたシンプルで清潔感のあるクリニック内には、レーザー治療を受ける女性のためにパウダールームも完備。「お仕事帰りだと、お化粧をとっていただかなくてはなりませんし、治療を受けたあと、もう一度お化粧して帰っていただくこともできますから」と原院長。こうした細かな配慮は、美容皮膚科を受診する女性にとって何より有難いものである。

開業後の患者数の伸びも堅調で、当初予測していた患者数よりも上回り、現在は1日50〜60人と安定した患者数をキープ。ただし、当初はなかなか形成外科の認知度が上がらず、開業後1年間は皮膚科の患者が9割を占めていたという。ところが、1年が経過した現在、患者内訳は皮膚科8割、形成外科2割へと変わりつつある。

「初めは皮膚科で来られた方も、当院のパンフレットや看板を見て形成外科をしていることを知り、形成外科を受診してくださるようになりました。最近になってホームページをオープンしたことも、認知度アップにつながったようです」と、原院長は満足気だ。最近は美容皮膚科の患者も徐々に増えており、今後はスタッフの数を増やし、増加する患者に対応していきたいという。

新しい機器の導入も視野に入れ、患者ニーズに応えていきたい

経営が軌道に乗った今、改めて振り返ると、病院勤務をしながらの開業準備は大変の一言だったという。 「でも、メディットさんがいてくれたおかげで、役所への申請をはじめすべきことが山ほどあるなか、ここまで自分がやればいいという役割分担がはっきりしていたので、とてもスムーズに準備を進めることができました。打ち合せ時間もこちらの都合に合わせ夜遅い時間に設定してくださったので、有難かったですね」と原院長。

勤務医時代と違い、夜中に病院からの電話を気にする必要もなく、診療以外の雑事に追われることもない。「責任もありますが、診療に専念できますから、やはり開業してよかったです」と、原院長はきっぱりと断言する。

今後の目標は、形成外科の患者をもっと増やすことだという。
「レーザー機器一つとっても1年の間にどんどん新しい機器が出ています。もう少し患者数が増えくれば、当院でも新しい機器を追加し、患者ニーズ対応していきたいですね」

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