メディットを選んだポイントは、担当者とお互い本音で話せる信頼関係を築けたこと

カテゴリー:
診察科目:
分院 ,耳鼻咽喉科

-開業の理由やきっかけは?

千葉大の医学部を平成6年に卒業後、千葉大耳鼻科の医局に勤務。関連病院をローテーションで回りながら経験を積み、5年目には専門医の資格も取得しました。そんな中、千葉大の医局員として最後に担当したのが、ある総合病院においての「1人医長」というポジション。「1人医長」というのは、その病院にいる医師は自分のみということなので、入院から手術まで、分業することなくすべてに関わり、それまでにも増して様々な経験を十分に積むことができた...と思えたことが、独立開業への大きなきっかけになったと思います。

また、私はもともと、「開業医」になりたいと思っていました。医学を学ぶのに千葉大を選んだ理由や、医師の中でも耳鼻科の医師になることを選択した理由にも繋がるのですが、子どもからお年寄りまで幅広い患者様たちと関わり、笑顔で返すことができる、そんな「地域密着型の開業医」を目指していたので、「いずれは開業を...」というのは当初からの目標であり、必然だったようにも思います。

宗永元 院長
宗永元 理事長

-メディットとパートナーになられた理由や経緯は?

「いずれは開業を...」と思っていましたので、千葉大の先輩方がどのように開業しているのかは気になっていました。そして、先輩方の多くが、メディットの開業サポートサービスによって開業・成功されていたことから、私もご紹介いただいたのが最初でしたね。そして、最終的に「メディットにお願いしよう」という決断に結びついた理由は、一番自分がイメージしていた理想的な物件、「これ以上はないだろう」と思える物件をご紹介いただいたことです。

本院の「いなげ耳鼻咽喉科」は、JR稲毛駅から徒歩2分という立地に恵まれています。実はこのビルは、通常の事務所仕様のビルとして建築が始まっていたところを、メディットの担当者が働きかけてクリニックビルに変更させるといった形で紹介してもらった場所なのです。空き物件からの紹介だけでなく、しっかりとしてマーケティングのもと、「ここぞ!」という物件を確保し、紹介してくれる力量には、他にない総合力を感じました。

また、メディットの担当者の方とは、本音で話せる、親身になってくれる、そして時には説教もしてくれるといった信頼関係が築けた点も大きなポイントだと思います。私が開業したのは30歳のときなのですが、まだまだ若かったというか、私自身、「自分の気持ち」がはっきりとは定まっておらず、「人間関係に煩わされることのない遠隔地で開業したい」と相談したこともありました。ですが、実際に遠隔地の物件を紹介されてみると、何か違う気がして...。そうやっていろいろと相談しているうちに、「自分の気持ち」が整理されていき、結果的に「土地勘もある千葉で開業」になりました。

そこに至るまでには、「言ってることが違うじゃないか」「今はそう思っていても、その考えは将来に繋がらない」と、叱られたり説教されたり...と、いろいろありました。ですが、コンサルティング料も取らずに、そこまで親身になって「あなたが成功することが第一!」と考えてくれるパートナー企業は、他にはないのではないでしょうか。

-分院を目指した理由や目的は?

受付

本院は、開業してから5年ぐらいで上手く回るようになったのですが、その後だんだんと、「自分はこのままでいいのか?」と思うようになりました。開業医にはありがちなことですけれど、朝から晩まで毎日クリニック内に詰めている状態で、日々の天気すら知らないような日常が永遠に続くのかと。

そんな中で私は、「もっといろいろなことがやってみたい」と思うようになりました。学生時代には「世界の医療を考える会」という、発展途上国に行って医療貢献をするサークルに入っていたほど海外医療に興味を持っていたこともあって、まずは「そういうことがやりたい、やれる環境を作りたい」-と。

そのためには元手や時間が必要ですし、耳鼻科だけではできることが限られてしまうので、力を合わせて希望を実現させられる仲間が欲しい-と。そう思ったことが分院経営を目指した理由です。


-現在の分院展開の状況は?

実際に分院経営をスタートさせるには、物件はどうするのか、金銭的な余裕はあるのかなど、クリアしなければならないハードルがいくつもありますが、中でも一番の問題は、分院を任せられるドクターを呼んでくることです。ですが、ドクターを呼んでくるためには、そのための物件がなければ条件を提示することすらできませんし-。

私が幸運だったのは、メディットから、野田にある「七光台内科外科」を紹介してもらえたことです。ここはもともと、関東で1.2を争うぐらいに患者数の多い医院でしたが、継承者を探しているタイミングだったことから、設備や患者様も込みで承継することができたのです。

野田のクリニックの承継と前後して、他の場所での分院開業の話も進めていました。それぞれに諸事情があって、すぐには開院に結びつかなかったケースもありますが、お声をかけさせていただいたドクターから、後にお仲間を紹介していただける運びになるなど、様々なことが少しずつ形を成していった感があります、そして現在は、前出の2院に「立川内科クリニック」「相模大野こどもクリニック」を合わせた4院を「医療法人社団 元志会」として経営しています。

-分院展開におけるメディットの存在価値は?

分院経営を志したのは10年近く前になりますが、実際に動き出すことができたのは2年前ぐらいからになります。この2年間で3院の分院をスピード展開できた理由は、野田の既存医院を承継できたことが非常に大きいです。このお話は、多くの情報を持っているメディットと繋がりがあったからこそ、ご紹介いただけたレアケースなので、その存在価値は甚大です。

また、他の箇所に関しても、未公開の物件や、すでに認知されている医療モール内のテナントなど、「絶対に上手くいく」と思える物件をご紹介いただいています。私は、他の紹介会社との付き合いはあるのですが、「良いと思うもの/絶対上手くいくと思える物件」を選んでいくと、自然とメディットからのご紹介にたどり着くといった感じですね。

待合室

-分院経営において大切にしていることは?

勤務医にしても開業医にしても、辞めたくなったり過労で体を壊すといった、かなり劣悪な環境で働いているドクターが少なくないのが実情です。私自身が開業後に、「このままでいいのか」と悩んだ経験があるだけに、患者様のQOLはもちろんのこと、医師のQOLも向上させていき、「一緒にやってよかったな」と思ってもらえるようにしたいと考えています。

分院長として開業してくれるドクターは、資金面でのリスクは一切負うことはありませんし、当法人では、収入に関しても、個人での開業と同等程度の条件を設定するようにしています。また、収入面だけでなく、休みもしっかり取って欲しいと伝えています。分院開業時、「収入が心配だから...」と、週5日、昼も夜もと無理なスケジュールで診療を行おうとするドクターがいれば、私はそれを止めていますし、時には休診にしてでも、家族で旅行に行く時間を作るといったことも奨励しています。

ことわざに「衣食足りて礼節を知る」とあるように、どんなに立派な成人君主であっても、自分に余裕がない状態であっては人に優しくすることはできないと思うのです。「医者は、自分を犠牲にして患者様のため尽くすのが美徳」とされる風潮がありますが、医者にもかけがえのない家族がいます。人として、個々の生活を充実させられる環境を整えることが、本来の医療を体現することに繋がると考えています。

子どもの運動会ぐらいは見ておきたい、たまには家族で出かけたい...そのために代診してくれるドクターが必要であれば、私も懸命に探しますし、個々の人脈からも紹介し合える仲間を作ることが、私にとっての「分院展開」の根底にある願いでもあります。

-分院展開における今後の目標は?

診察室

分院に関しては、「100院の分院を取りまとめる」といったことが目標ではないので、当面ではあと数院くらい...と考えています。実質的な移動を考えても、今現在の状況からすると、「自分や事務長が管理できる範囲」という縛りがあるので、千葉から2時間圏内の、駅から近い場所に限られますし。

駅から近いところ-と考えるのは、患者数のことのみならず、臨時の先生をお願いしやすかったり、常勤の医師を増員する場合にも好条件だからです。実際、既存医院だった野田のクリニックを除く3院は、すべて最寄り駅から数分の立地にあり、メディットの力量を実感するポイントでもあります。

私自身の診療時間を削減することで、もっと動ける時間が作れるようであれば、関西圏など、もっと遠いところでの展開も視野に入れる可能性はあります。ただ、患者様との直接の関わりである臨床から離れたくないという気持ちもあるので、そのあたりはジレンマでもあります。


-経営理念や将来の目標は?

分院経営は、「海外医療/世界貢献」に向けての資金作りや基盤づくりと考えています。そして、海外展開へ目を向けているところも、メディットと気が合っている点のひつとかとも思います。ただ、そういうこともすべて、「現時点においての目標」に過ぎないとも思っています。

例えば10院の分院開業を達成したとして、分院展開はそこでストップするのか、もっと広げていくのか、あるいは海外進出など、他のことに踏み出していくのか...といったことは、その時々で考えていくことになると思います。何をするにしても、ある程度大きなお金が動かせるようにならないと、次のステップに進めないのも現実ですので。

今は、その時々の目標を「最終目標」にするのではなく、ひとつのことを達成したら次の目標が見えてきたり、新しい世界が広がるのかもしれない...と考えています。もしかしたら、医療から離れて何かやることもあるかも知れませんし、先が決まっていないことの楽しさを感じています。

ですが、病院経営の理念や方針は、決して「お金をもうけること」ではありません。分院長にもお願いしていること、共通の理念として掲げていることは、「患者様を不必要に通わせない。やらなくてもいいこと(治療)はやらない。なるべく余計なことはしない」といった方針で、患者様の負担はなるべく少なくしたいと考えています。

スタッフ全員に言っているのは、「患者様を笑顔で帰しましょう」ということ。たとえば、耳鼻科の診療で言えば、来院された方の内、半数近くは病気ではなく、治療の必要すらなかったりもするのです。そういった方々の不安や心配も取り除いて、「来て良かったな」と思ってもらえるクリニックにしたい、と。「来て良かった」と思っていただけると嬉しいですから、それは自分の幸せのためでもあると。

現在の日本の医療は、普通にやっていれば成り立つようになっている、余裕のある業種だと思います。だから、必要のない治療までしてお金をもうけようとする必要はなく、やるべきことをきちんとやり、患者様と誠実に接することが一番大切なことだ考えています。

診察室